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症状別治療方針:軟部外科

犬と猫の眼瞼腫瘍

眼瞼とはまぶたのことで、顔の皮膚から連続して眼球を上下から覆い刺激などから眼球を保護する役割を持つ器官です。眼瞼の外側(表面)は、皮膚と同様に毛が生えています。また、犬や猫には第三眼瞼(瞬膜)と呼ばれるまぶたとは別に、水平方向に動いて眼球を保護する膜があります。
犬の眼瞼腫瘍は、若齢では乳頭腫、若齢〜中年齢犬の眼瞼皮膚に若年性組織球腫が発生することがあり、高齢犬になると眼瞼縁の皮毛している皮膚、あるいは眼瞼の部分にできる良性の腺腫やメラノーマの発生が増加する傾向があると報告1, 2)されています。また、皮脂腺またはマイボーム腺の腺腫や上皮腫、乳頭腫、メラノーマが眼瞼腫瘍の80%を占め、これらの腫瘍は大多数(75〜90%)が組織学的に良性であると報告1, 2)
されています。マイボーム腺とは、まぶたの辺縁にある特殊な皮脂腺の一つです。
猫では扁平上皮癌が眼瞼および第三眼瞼に発生する腫瘍の2/3を占めると報告3)されており、白色毛猫の下眼瞼や、内眼角に好発します。扁平上皮癌は、犬・猫ともに日光への暴露の増加や附属器官の色素欠乏、あるいは眼球表面に対する慢性刺激が素因となると考えられています4)。
若齢犬の乳頭腫および組織球腫はしばしば自然退縮することがあるため、経過観察を行うことがありますが、退縮せずに高齢まで残ることもあります4)。また、腫瘍の切除が適応となるのは、猫では全ての眼瞼腫瘍が、犬では急速増大が見られる、眼球表面への刺激となる、眼瞼の機能障害を起こすまたは外観上問題となる腫瘍の場合です。手術は、腫瘍が眼瞼の1/4〜1/3以下である場合はV字(楔形)や菱形に切除を実施することが多いですが、それ以上の大きさの腫瘍に対しては通常より高度な眼瞼形成術、または他の治療法が必要となってきます。このように、腫瘍が拡大してからの切除は手術の難易度を上げてしまうので、腫瘍が小さいうちに完全切除することが勧められます。
大部分の犬の原発性眼瞼腫瘍の予後は良好であるとされていますが(再発率約10〜15%2)、猫では大部分の眼瞼腫瘍が悪性であるため、予後は犬ほど良好ではないと言われています4)。

トイプードルの左上眼瞼にできたマイボーム腺腫の一例

手術前:表面(皮膚側)

手術前:表面(皮膚側)

手術前:裏面(結膜側)

手術前:裏面(結膜側)

手術後

手術後

抜糸後

抜糸後

引用文献
1) Krehbiel J.D., Langham R. R. 1975. Eyelid neoplasms in dogs, Am J Vet Res. 36:115-119.
2) Roberts S.M., Severin G.A., Lavach J.D. 1986. Prevalence and treatment of palpebral neoplasms in the dog: 200 cases (1975-1983), J Am Vet Assoc. 189:1355-1359.
3) McLaughlin S. A., Whitley R. D., Gilger B. C., et al. 1983. Eyelid neoplasms in cats: A review of demographic date (1979-1989), J Am Anim Hosp Assoc. 29:63-67.
4) Paul E. Miller, Richard R. Dubielzig 2007. Ocular Tumors. pp.686-698. In: Withrow & MacEwen’s small animal clinical oncology 4th ed. (Withrow S. J., Vali D. M. eds.), Elsevier, Philadelphia

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皮膚科・循環器科・消化器科・泌尿器科・内科・外科・脳神経科・免疫疾患・ワクチン・その他

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